FIAとGPMA(GPWC)の交渉の行方は?(一部では物騒な記事も…)(修正)

歩み寄りかと思いきや、離反を匂わすニュースもあり、まだまだ落ち着きそうにない予感。

FIA “GPMA”に対して歩み寄り示す

http://www.f1racing.net/ja/news.php?newsID=93883

F1の政治的争いに不気味な平和が訪れようとしている。“GPMA”グループは昨日の段階で彼らの2008年レギュレーション草案を公開しなかったが、FIAのスポークスマンは、チームグループ側の意見を聞き入れる準備ができていると語っている。
GPWCを基盤とするこのグループは、FIAとすぐにでも建設的な話し合いに入りたいと訴えてきたという。これに対してFIA側は、グループの代表たちに対して近いうちにFIA会長とミーティングを行なうことを要求したという。

GPWCGPMAに改称?新選手権の草案を公開せず話し合いたい、というのはいい兆候でしょうか。
ちなみにこのグループにはフェラーリレッドブル、ジョーダン(ミッドランド)は含まれてないと思われます
(この3チームはコンコルド協定にサイン済みなので)


関連記事:GPWC 今日にも2008年レギュレーション公開へ

追記&記事訂正:結束しているのはフェラーリ以外の全チームでした

9チームおよび自動車メーカー5社*1の共同提案
http://f1.racing-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/050727071213.shtml
かなり長文のリリースなので案件の部分だけピックアップ

  • 毎年開催される世界一のスポーツシリーズの位置づけを強固なものとし、そして更にその地位を上げていくために、F1は魅力的、エキサイティング、世界的規模で、その価値とベストなスポーツシーンをファンに提供すること。
  • もっともエキサイティングで最先端の技術が使われている世界選手権のシリーズとして、モータースポーツの頂点の位置付けであり続けること。
  • F1およびF1に大きく貢献しているすべての関係者に、安定した将来と繁栄をもたらすよう、長期的な計画に基づくこと。
  • エンジン供給を通して、メーカーに属さない独立チームのレース参戦を支援し、援助すること。
  • スポーツとしての魅力および競争レベルに大きな影響を与えずに、できるだけコストを削減すること。
  • 公正で透明な運営管理のもと、安定した収入源を持ち、競争力の高いチームと世界最高レベルのドライバーがグリッドにつき、世界中のエキサイティングなサーキットでレースを行うことを理想とする。
  • F1は先端技術を取り入れながら、自動車産業において革新的な技術を見せるショーケースであり続けなければならない。しかし同時に、コストの高い先端技術はメーカーに属さない独立チームの将来に危機をもたらすようなものであってはいけない。チームにとっても自動車メーカーにとっても、コスト削減は基本的な目的でもあり、新しい技術はできるだけ低いコストで導入されることが重要である。

ヤフーのトップにて「ホンダ、トヨタらF1離脱?」という物騒な記事を見てビックリしました。
てっきりうまいこと落ち着いていってるもんだと思い込んでましたが…。
でも、コンコルド協定にサインしてるレッドブル&ジョーダンは、こちらの声明にも参加してたりして
なんか…私には良く分かりません(^_^;)

*1:BMW 、ホンダ、ダイムラークライスラールノートヨタの自動車メーカー5 社およびBAR、ジョーダン、マクラーレンミナルディレッドブルザウバートヨタルノー、ウィリアムズの9つのチーム